ソシオエステティックとは

ソシオは英語でSOCIAL、「社会的な」という意味のフランス語です。


社会的、肉体的、精神的に弱い立場にある方たちに対して、医療と福祉の知識を持ち、エステティック技術を通して、その方たちが自分らしく生きられるように支援する活動が「ソシオエステティック」です。
この活動によって、ご利用者様、患者様のQOL(生活の質)を向上させることができます。

 

そのためにソシオエステティシャンは、550時間に及ぶ医療・福祉・高齢者に関する専門知識と現場実習を行い、専門的な知識と技術を日々研鑽しています。

 

 

各医療機関、各施設での フェイシャルケア、ボディケア、ハンドケア、フットケア、メイク、ネイル、

ガン闘病の中のメイクやかつらの指導など

専門知識をもった上での医療と福祉のエステティック技術を通して、生きる勇気や希望を少しでも

思い出していただけるよう活動を行っています。

 

★フランスでは、ソシオエステティシャンは国家資格として認められています。

 

ソシオエステティシャンは「プロフェッショナル」

「医師ではできない」「ナースではできない」「介護士ではできない」・・・

エステティシャンだからできることがあります。

 

それがソシオエステティシャンの強みです。

各施設でのとても多忙な状況の中で、医療従事者や介護士の立場ではなく、人の尊厳を重んじながら、

 

「ヘアを除く美容領域・エステティック領域の施術ができること」

「これらの施術とコミュニケーション能力を通して、ご利用者様や患者様のQOLを上げることができること」

 

そしてボランティアではなく、各施設の「チームの一員」となって専門領域の仕事をすることが

ソシオエステティシャンのプロとしての使命です。

 

 

現在、日本は「少子高齢化」「経済成長の停滞」「終身雇用制度の崩壊」「犯罪の低年齢化」「大規模災害の発生」など、過去に経験しなかった様々な状況下に置かれています。

 

この中で、社会的・精神的な困難を抱えている方も増加しています。

そのような方たちに、少しでも生活の質を上げ、その方がその方らしく生きられるようにと、ソシオエステティシャンは活動しております。

 

フランスにおいてソシオエステティックが普及したように、日本においても日本の医療・介護・社会福祉の施設・団体がソシオエステティックを取り入れられるような制度・システムの構築を早期に実現し、ソシオエステティックの普及に努めてまいります。

 

 

ソシオエステティックの活動領域

ソシオエステティシャンの活動領域は広く、

社会福祉施設や医療機関、矯正施設など

さまざまな施設で活動しております。

    

 

現在、CODES-JAPON認定ソシオエステティシャンは、

高齢者施設や 医療機関以外にも、児童養護施設や婦人保護施設、障害者施設などでも活動しています。

 

ソシオエステティシャンの活動領域は広く、

フランスでは刑務所や移民支援でのアプローチも行っています。

 

日本でも現在の社会的課題にアプローチするとともに、

ご利用者様のご家族や施設スタッフへの対応も行っています。